〜肌から見た運動との関係と有酸素運動の問題点。~ アンチエイジング②

アンチエイジング②
〜肌から見た運動との関係と有酸素運動の問題点。~

お肌の手入れはアンチエイジングの視点からも女性だけでなく男性にも必要なことは前回お話ししました。
特に野外で行うスポーツでは紫外線対策は肌のしみ、シワなどの老化だけでなくパフォーマンスの低下を招く原因にもなるといわれます。
特に日差しを浴びて一時期でも肌が赤くなる方は、日焼け止めや肌のカバーなどの対策はこれから紫外線が特に強い季節になることもあり推奨されるものです。

アンチエイジングにとってダイエットと同じく食事と運動は両輪となります。両方そろって相乗効果が生まれるのです。
ですが、運動なら何でも良いとは言えません。
主観になるのですが、男性の場合はわかりにくいのですが、女性の場合は種目により20代後半以降のスポーツ選手(市民スポーツを含む)でもインストラクタでもお肌の状態で老けた印象を感じます。老け顔を指してはいません。
あくまで写真から見受ける印象なので実際の肌年齢はわからないことですが、アンチエイジングに見た目も含まれる事は確かではないでしょうか。

有酸素運動に特化したスポーツのみ行う場合の問題点。
「腹八分に医者いらず」とよくいいますが、一般的なスポーツにおいてもそれは当てはまります。何度も書きますが、身体によいからと準備も出来ていない身体に負荷の低くないランニングやウエイトトレーニングなどは故障の原因にもなりかねないのでお気を付けください。
エリートだけでなく市民スポーツとしてのランナーやヨガのインストラクタの様に有酸素運動だけしか行わない方の問題点として活性酸素の発生があります。
活性酸素は体内で殺菌に使われるなど必要なものですが、多く発生させると正常な脳を含めた全身の細胞を傷つけ、いわゆる錆びさせる訳で、お肌にも影響を及ぼし、痴呆症の遠因ともされています。運動強度の高い無酸素運動でも発生はします。
もちろん体内でもそれを防止したり傷ついた細胞を修復するイミダペプチドという物質は生産されますが、その回復は睡眠中に行われます。ここでも良質の睡眠が必須となるのです。ちなみにイミダペプチドはサプリメントではなく鶏の胸肉100gからも必要量が摂取出来るそうです。
運動中を含め抗酸化性の高いビタミンCやビタミンE、アスタキサンチンなどの摂取も対策となります。以前から美肌サプリメントとしてビタミンC剤は販売されていまし、飲み物等の酸化防止剤としても添加されています。
話が大きく逸れてきたのでこの辺のことは「疲労感」の題材で別に取り上げたいと思います。

アンチエイジングにとって有酸素運動だけでなく無酸素系の運動も取り入れてバランスを取ることも大事になります。
その一つに糖の代謝があります。食事後に血糖値が上昇するとインスリンが分泌されて糖の代謝や取り込みが肝臓や骨格筋で促進されます。
血糖の80%以上が骨格筋により取り込まれます。インスリンの分泌を受けて肝臓でのグリコーゲンへの代謝と、骨格筋の各細胞の内部にある糖の受け取り手であるタンパク質のGLUT4(グルットフォー)が表面に出て来るのですが、この時にインスリンの分泌が少なかったり、インスリンは分泌されても反応が弱かったりする(インスリン抵抗性)と血糖値の高い状態が続いてしまい血管をはじめとしてダメージを受けやすくなりますし、当然それはお肌の元になる真皮の生成にまで影響を及ぼします。
ただし運動中はインスリンの分泌に関係なくグルットフォーは骨格筋の細胞表面に現れて細胞内に糖を取り込むため血糖値は上がりにくい状態になります。
また、運動によるグルットフォーの筋肉での動きはインスリン抵抗性の改善も期待できるとされています。生活習慣病予防も期待できます。
当然、骨格筋が多ければ取り込み量も増えることになります。また、有酸素、無酸素運動を問わず続けることでグルットフォーが増えて細胞内に蓄える量も増えるとされています。
余談ですが、この性質を利用したのが新世代のカーボローディングとも言えるグルコースローディングです。実際私もレースで試していますが、他のローディングも含めてパフォーマンスアップに高い効果を感じます。

運動とアンチエイジングに関わる興味深い二つの実験レポートがありました。
一つ目は運動と細胞の活性度でもう二つ目は皮膚の生成に関するものでした。
一つ目の実験は①有酸素運動、②HIIT、③筋トレ、④何もしない、というもの。
生物の細胞は分裂と死を繰り返します。人の体も内蔵や筋肉はおろか骨格までもそれぞれの一定期間ですべて新しい細胞は入れ替わります。ただしその分裂は有限となり、細胞内の染色体の先端にあるテロメアといわれる部分が分裂と共に短くなり、無くなるとその細胞は分裂できなくなります。命のロウソクの様ですね。
そのテロメアが運動によりどう変化するのかという実験です。
結果は④が基準で①と②で効果があり③で差が無かった。という結果です。
②のHIITは心拍数を80〜90%としているので無酸素運動と言っていいと思うのですが、③の筋トレはマシンと種目だけで運動強度の記載がありませんのでデータとしては不完全になります。
二つ目は有酸素運動と無酸素運動が肌の元となる真皮生成の活性度に与える影響です。有酸素、無酸素共に効果が確認でき、無酸素運動の方がより高い効果を確認できたようです。
老化は避けることのできないものです。が、以上のことからもバランスの良い運動はお肌だけでなく身体全体の活性度を維持するための努力は後年にそうでない方との差を確認出来ることでしょう。

ダイエットの中でも書きましたが、アンチエイジングにおいても『寝る、食う、遊ぶ』はとても大事であるという事です。
テレビやメディアの情報で何かに固執することなく、運動習慣と食生活を出来ることから一つ一つ身に付けて行きましょう。それは靴を履き、食事の一品に配慮していく。そういった小さな所からでも貴方は変わって行けるのです。

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