~老化と姿勢とトレーニング~ アンチエイジング③

アンチエイジング③

某大手フィットネスジムのテレビCMですがビフォー、アフターの演出の行き過ぎ感に失笑感をお持ちの方も少なくないかと思います。私も初めて深夜枠のCMを見てそう思っていた一人だったりします。

ですが、その中に真実も見いだせます。ビフォーでは骨盤の角度も悪く、猫背で表情も暗い。アフターではダイエットの成功後なので体型も確かに引き締まり姿勢も良く、笑顔です。当然アフターの方が若々しく見えます。

一言添えておくと行きすぎた急激なダイエットは肌にたるみが出て老けてしまう側面もあるので一般論としての例となります。

健康的な笑顔はアンチエイジングだけではないその人の魅力にもなりますね。

 

前回はお肌の面からのアンチエイジングでしたが、今回は姿勢からのアンチエイジングです。

年齢と共に細胞の活性度が衰えてしまう事が老化の一つとして見えやすいお肌を取り上げました。もう一つの老化は運動機能の低下です。

年齢と共に一般的には運動への意欲も下がってしまう傾向は強くなる事が見て取れます。高校や大学以来、定期的な運動をしなくなった方も少なくないのではないのでしょうか。

以前にも書きましたが、人は不要な組織は捨ててしまいます。不要な組織を維持するにはエネルギーが必要ですので人の体はそんな無駄を容認するように出来ておらず、筋肉は細くなり、命令を伝達する神経も無くなってしまいます。

運動もせずに楽な姿勢しかとっていないと、身体を支える重要な筋肉も減少し細くなり力を失なってビフォーの姿勢の様になります。

運動会等でお父さんが徒競走で足が付いていかず転ぶ…、そんなシーンが象徴的です。また歩行にも影響が出ます。ビフォーの様に姿勢が乱れるとまず歩幅が小さくなり、バランスも崩れやすくなるためスタンス(歩隔)も自然と広がり動きも堅く小さくなり、若い頃の様な各関節のダイナミズムが失われた結果です。

 

肥満もまた姿勢を悪くする要因となります。

皮下脂肪は腹部に厚く付きます。男性の場合は内蔵脂肪も付きやすいのでなおさらです。身体の重心が前にズレてしまうため身体でそれを補うため姿勢が崩れやすくなり関節のタイナミズムもまた失われます。腰回りの筋力が衰えていればより顕著になります。姿勢の乱れは腰などの下半身の関節に負担をかけてしまい、腰痛や膝の痛みなどを引き起こしやすくなります。こうした痛みが出ると運動どころか普段の生活でも動かなくなってしまいがちで、加齢が加わればここでも負のスパイラルに陥る事となります。

その負のスパイラルから抜け出すには当然エネルギーが必要です。負のスパイラルは坂道のようなもので、何もしなければ転げ落ちる様に悪化していくのです。

それを止める、減速させるには力を加えてあげる、エネルギーが必要になるのは物理的な法則といえるでしょう。

 

この場合のエネルギーとは何を指すのでしょうか。

もちろん食品やサプリメントの事ではないのは言うまでもないでしょう。

負のスパイラルから抜け出すための意志と行動を指します。肥満の解消はダイエット関連のコラムで書いていますので、運動に関して書きます。まだの方はそちらをご一読ください。

身体にエネルギーを加えるととはこの場合はストレッチや筋トレのように刺激を与える事になります。運動習慣を身に付けて長く続けるには楽しむことは大切な事は言うまでもないのですが、日常の動きを越えなければ関節のダイナミズムは取り戻せないことも現実で、けっして楽しいものだけではありませんが、それだけに効果も高くやっているやっていない人の差は歴然としたもので、優越感すら感じられるでしょう。

加齢による歩行の変化と原因を先ほど書きましたが、どうやって取り戻すのか?

アプローチとしては二つあり、ストレッチと筋トレです。ストレッチには静的や動的なストレッチの他に施術としてのストレッチがあり、それぞれに特徴はありますが後者になるほどダイナミズムを取り戻す効果が高いと言えるでしょう。

筋トレも筋肉を大きくすることを主目的とするウエイトトレーニングや身体の機能向上を主目的とするファックショナルトレーニングやレジスタンストレーニングなどが主なものとしてあげられます。

このような普段段行うような動きやウォーキングやラン、サイクリングなどの有酸素系の運動では身体の動きは限定されるため関節のダイナミズムを取り戻す運動に適してるとは言えません。

 

長くなりましたので具体的な説明は次回へとなりますが、ここ数日急に暑くなったこともあり本筋から少し離れ暑さ対策や水分補給の話を挟みたいと思います。

この時期は身体が暑さになれていないため熱中症になりやすいので、水分補給と日陰等での休憩も十分に行ってください。

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